2008年01月04日

沖縄の民話

明けましておめでとうございます。
本年も宜しくお願い申し上げます。


そんなところで、ちょいと沖縄に古くから伝わる
「はぶの恩返し」という小話をひとつ。

昔、あるところに優しい女がおったそうじゃ~。
女が海の塩水を汲み、畑へ戻ってくると野原がぼうぼうと燃えておった。
火の中には大きなハブがいて苦しんでいたので、女は塩水で火を消してやったそうじゃ。

ある日、その女が赤ん坊を連れて畑仕事をしていると、
泣いていた赤ん坊が急に泣きやむではないか。
慌てて行ってみると、赤ん坊がハブの首をつかんで笑っていた。
ハブが助けてもらったお礼に赤ん坊のお守りをしておったそうな。

ハブは、女に「ハブに咬まれないおまじない」を教えたので、
それからは女の人はハブの多いところでも平気だったそうじゃ。
ハブの首が細いのは、そのとき赤ん坊が強く握ったからだという話じゃ~。

おしまい、おしまい。(大宜味村民話)


STAFF ちゃぶね

沖縄の民話




Posted by (有)八重泉酒造 at 14:07│Comments(0)
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。