十六日祭
今日は、十六日祭(ジュウロクニチサイ)でした。
旧暦の1月16日に
「あの世のお正月を、各家のお墓でお祝いする」んですね。
沖縄の人は、お墓でピクニックをするんです。
八重山や宮古だけの風習で一説によると、
琉球王朝時代に首里(お城)へお勤めしていた地方のお役人達や臣下達が、お正月も無事終え、
田舎へ戻る事を許されるのが、丁度16日頃だったそうです。
でも、ある臣下が実家へ戻ってみると、父母は既に亡くなっていたそうで。
その父母のお墓参りをして、お正月の挨拶を告げたのが始まりとも言われているそうです。
それで、沖縄県内でも、八重山と宮古だけ…ってのも納得ですね。
でも、戻っても両親が亡くなっていたなんて、かなり寂しかったでしょうね~。
今日は、自分達の祖先のお墓に行って、重箱一杯に詰めたお料理や
オードブルを広げて、芸達者な家は三線片手に飲めや唄えやの宴会が始まります。
今日だけは、お墓の前に車が沢山ならんでいるので、不思議な光景でもあります。
観光客の皆さんはビックリされるかも。
ご先祖様に、今年のご挨拶をしてきました。
さあて、今年も良い年にするぞー。
追伸
お墓に持っていく手頃なサイズということで、この時ばかりは2合瓶も人気です。
家族が多いところでは、一升瓶を置いて楽しく飲み会してますよ!
STAFF ちゃぶね