イタシキバラ
昨日は島内各地で
イタシキバラが行われました。
イタシキバラとはウークイ(旧盆送り日)の翌日に行われる行事で、
お盆が終わっても残っている迷い霊や悪霊を、獅子舞や念仏踊りで追い払うというもの。
というわけで、昨夜は
白保のシーシーを見に行ってきましたよ~!
まずは、白保小学校のグランドで皆既月食をチラ見しつつ、盆踊りと獅子舞を見物。
終わった後は、獅子のとぅずみ(締めくくり)を見るため宮良家へ移動。
白保では、ウンケー(旧盆迎え日)から4日間に渡って獅子舞が行われますが、
獅子を祀っている宮良家で始まり、宮良家で締めくくられます。
とぅずみということで白保獅子保存会メンバー(約40名?)全員が獅子に入ると聞いていたけど、たしかに、けっこう長い時間やっていて
見ごたえがありました。
しかも、白保の獅子舞はレベルが高いので、だんだん
“本物”に
見えてくるんですよね。 前と後ろの人の息がぴったりで、
動きがとってもリアルで、見ていて本当に感動します
でもって、何と言っても白保のシーシーは真ん丸な目がカワイイ!
獅子なのに愛らしい!
子供達が
「レ~ルレレ~ルレ」と手を出しながら呼ぶと、近寄ってきます。
そして、いきなり襲い掛かってきて、
噛みます。(笑)
特に、やんちゃ盛りの小学生男子は襲われる確立高し!容赦なし!
噛まれることはとても縁起がいいことなんですけど、
いざ近くに来ると、ほんっとに怖いんですよね~。
昨年のお盆は知り合い宅で見ましたが、私も頭を噛まれ、足を噛まれで、獅子の迫力に思わず腰を抜かしそうになりました。
庭の真ん中で2頭から噛まれている私を見て、
「まるで“いけにえ”みたいだったよ。」
と笑っていた友人達。
おかげでこの1年、健康に過ごすことができましたよ。フフフ。
今年も知り合いが何人か獅子に入っていたみたいけど、
なんせ顔が見えないし、代わるがわるどんどん出てくるので、
結局どれか分からず…。
宮良家でしかお披露目されないという貴重な獅子頭も、どれか分からず…。
な~んて微妙にポイントを外しつつも、今年もしっかり楽しませていただきました。
帰り道にサラサラ~っと涼しい風が。
そろそろ夏が終わるのかな~。
STAFF ナオ
↓赤ちゃんがシーシーに飲み込まれるところ。
赤ちゃんは、シーシーのおなかから出てきます。
飲み込むことで無病息災を祈願するのだそうですよ~。