幻の花

(有)八重泉酒造

2007年06月19日 12:09



暗くなる頃から咲き始め、日が昇る頃に散ってしまう
不思議な幻の花「サガリバナ」が、
八重泉工場内で、昨晩ひっそりと可憐に一輪咲きました。

…のところを激写!激写!激写!(ムード台無しですな)

昨日の朝礼で、社長が「もうそろそろ咲きます」と予告をしていたので、
「まだ、先だろうなぁ…」なぁんて楽しみにしていたら、
その日の夜開花したので、びっくりしました。はや!

それもそのはず、地元民ちゃぶね、サガリバナを初めて見たのですよ

何故「幻の花」といわれるかというと、もちろん夜花開くので、
見る人が限られてくるという事もあるかと思いますが、
その花が落ちて、あたり一面サガリバナが敷き詰められると、
とても幻想的な風景で、夢の中にいるみたいだとか…。
まさに、真夏の夜の夢。

有名なのは、西表島のマングローブの川沿いに自生していているサガリバナ達。
沢山の花が、明け方になるとパシャン、パシャンと水面を叩きながら、落ちてくるそうです。

薄っすらと明るさを増した空と満天の星の下で、花が一面に敷き詰められている水の上をカヌーで進む。
そこは辺り一面、蘭の花に似た良い匂いがするそうです。

ほんとネバーランドや…。

そんな話は、色々な人からたーくさーん聞いていますが、
残念ながら、まだその光景を見たことがないんです…。
サガリバナツアーとして観光コースになっているのは、素敵なことだけれど、
人の足が入るとかならず自然破壊はどこかで起こっているはずだから、
あんまり有名にならず、ひっそりと佇んでて欲しい気もしました。

花のサイクルの自然も、観光としての想いでも全部ひっくるめて大切に共存できたらいいな…と、
明るい日の下でサガリバナを見て思いました。

STAFF ちゃぶね

☆おちたお花(上)
☆夜のサガリバナ(夜中0時15分頃)



☆朝落ちて花のなくなったサガリバナ(朝)