昔ながらの地釜蒸留
みなさん、泡盛のルーツは何処からかご存知ですか?
今日は、地釜で蒸留している工場長を
パチリと写したので、泡盛のお話をしまぁす!
泡盛が造られるようになったのは14世紀半ばといわれています。
その頃、琉球と南方貿易が盛んになり、15世紀の初頭にシャム船が公易の目的で、
琉球に到来した際、「ラオロン」という酒が入ってきました。
遥か海の彼方の土地の匂いがぷんぷんします。
素敵な響きの名前ですよね。
でも何故かちゃぶねはいつも「マーライオン」が浮かんできますがね。
そのラオロンが泡盛の元祖と言われ、東恩納寛惇氏は著書『泡盛雑考』の中で、次のように述べています。
「昭和8年頃、シャムから持ち帰ったラオロンを調べたところ風味、
香りとも泡盛の古酒に匹敵し、しかも製造方法が首里の酒家でおこなわれる造り方と、
全く同じであった。」
こうした酒造りはインド・マレー・ジャワ・インドシナ・セイロンなどの地方でも広く行われていたことから、
泡盛は琉球に約500年前、シャム(現在のタイ国)から伝来したものと推測されます。
泡盛が「単式蒸留機」を使っている理由は、蒸留機が古代ギリシャで生まれ、欧州はもとより、
東アジア各地に蒸留酒を育てた由緒ある蒸留機で、
泡盛麹と酵母が作り出す香りをあますことなく蒸留で引き出してくれるからなのです。
八重山の泡盛は、昔ながらの地釜を使用している酒造所が多く、
何百年という歳月を掛けて、伝わってきた蒸留方法で、今日も八重泉は造られています。
浪漫を感じると、一滴でもゆっくり味わいたいと思う金曜日でした。
STAFF ちゃぶね
★へんな~して(恥ずかしがって)いる工場長(上)
★これに泡盛を入れてまーす!(下)